お薬の『禁忌』と『警告』について知っておこう

お薬の『禁忌』と『警告』について知っておこう

今回、のコラムは、『禁忌薬』と呼ばれるものについてお話していきます。禁忌薬というのは、一言で言えばある条件を持つ人に使用できないお薬のことを指します。ある条件とは、どういった人があてはまるのか、また禁忌薬とはどういったものがあるのかご紹介していきましょう。

禁忌薬とは?

まずは、禁忌薬がどういったものなのかを簡単に説明していきます。先ほども言ったようにある条件の人には、使用することができないお薬を禁忌薬と言います。では、どういった人が該当するのでしょうか。

例えば、妊娠中の女性や特定の病気を持つ人、また別の種類の薬を飲んでいる人などが挙げられます。みなさんも病院に初診で行く際、問診表にいろいろ記入したり、医師からさまざまなことを聞かれたりしますよね。

それは、持病やアレルギー、他の使用中の薬、妊娠の有無などを知ることで、禁忌薬を処方してしまうのを避けるためなのです。ですから、嘘や適当で書いてはいけない、とっても重要なものなのです。

禁忌薬の種類

禁忌薬と一言に言っても、さまざまな種類があります。大きく分けると4つ。それは、『病気禁忌薬』、『アレルギー禁忌薬』、『併用禁忌薬』、『妊婦禁忌薬』の4つです。

1つめの病気禁忌薬というのは、ある特定の病気または病歴によって使用できない薬のことを指します。もし使用してしまった場合、その病気を悪化させてしまう可能性があります。他にも副作用が重く現れてしまうといったリスクも考えられます。

2つめのアレルギー禁忌薬は、特定のお薬や同系のお薬を使用するとアレルギーまたは過敏症が現れる人に対して禁止されている薬になります。もし使用してしまった場合、アナフィラキシーショックなどを引き起こす危険性があります。他にも喘息発作や血管浮腫といった思い症状が現れる危険性さえあります。

3つめの併用禁忌薬は、飲み合わせの悪いお薬を使用中の人に対して禁止されているお薬のことです。もし使用してしまった場合、薬物間の相互作用によって、作用が弱まってしまったり、逆に副作用が強く出てしまったりすることがあります。

4つめの妊婦禁忌薬は、妊娠している人や妊娠の可能性がある女性に禁止されているお薬のことです。もし使用してしまった場合、子どもの発育不良や最悪の場合、流産、奇形といった形で悪影響を及ぼす危険性があります。

このように禁忌薬にもさまざまな種類があるため、医師はもちろん薬剤師は、しっかりと禁忌薬の把握、そして患者さんの状況を聞き出すことが大切です。その上で重要になってくるのがコミュニケーションですね。しっかりと患者さんとコミュニケーションを取って、医師・薬剤師側と患者さんとの間の絆や信頼性というものを築いていかなくてはなりません。

警告のあるお薬について

禁忌薬の他に、『警告』のあるお薬というものも存在します。警告というのは、お薬を処方する際に必要な最大レベルの注意喚起事項のことを指します。ですから、警告がされている場合は、必ず目を通さなければならない項目なのです。

当然のことながら、医師や薬剤師はこれを絶対に遵守する必要があります。警告は、添付文書を見れば、冒頭部分に記載されています。また赤字赤枠でわかりやすく記載されているので、見逃すことはないと思います。ただ流し読みになってしまわないようにだけ気を付けましょう。

警告のある薬を飲んで大丈夫なの?

患者さんの立場から言えば、警告のある薬なんて処方されても、飲むのがこわいと思う人もいることでしょう。ただ禁忌や警告と記載されているからと言っても、決して悪いお薬ではないということを頭に入れておいて頂きたいです。

特に警告のあるお薬というのは、効果の高い薬も非常にたくさん存在します。医師からの注意事項や副作用などについてしっかり説明を受け、その上で正しい用法用量で使用していくようにしましょう。そうすれば、安全にお薬を使用することができます。


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