【2017年問題】ジェネリック医薬品開発大きな影響アリ!?

【2017年問題】ジェネリック医薬品開発大きな影響アリ!?

一般の人たちはもちろん、薬剤師にとっても『薬』というのは、欠かせない存在ですよね。時代とともにさまざまな新薬が開発されてきましたが、ここ最近になってよく耳にするのが『ジェネリック医薬品』です。そんなジェネリック医薬品ですが、何と2017年問題というものが発生しているようです。今回は、このジェネリック医薬品の2017年問題に触れていきたいと思います。

医療用医薬品について

医療医薬品は、大きく分けると2つの種類があることをご存知でしょうか。その2種類のうちの1つがまず『新薬』と呼ばれるものになります。先発医薬品とも呼ばれます。そしてもう1つは、ジェネリック医薬品と呼ばれるものです。これは、後発医薬品とも呼ばれます。

新薬とジェネリック医薬品

まず『先発メーカー』といった企業が新薬つまり新しい医薬品を開発します。その特許が切れると、その段階で今度はジェネリック企業が、その新薬と同じような効果が見込まれるジェネリック医薬品の開発を始めます。

企業によっては、新薬とジェネリック医薬品双方に力を入れているところもたくさんあります。例えば、エーザイや第一三共といった大手企業などが挙げられますね。

2017年ジェネリックがストップ!?

ジェネリック医薬品は、ここ数年で広く認知されるようにもなり、薬剤師でなく普通の人でも名前を聞いたことがあるという人もいることでしょう。ジェネリック医薬品は、2010年頃に大型の新薬がたくさん特許切れを起こしたことによって、どんどん規模を大きくしていきました。

しかし2016~2017年頃に入って、新薬の特許切れが一巡してしまいました。これによって、ジェネリック医薬品にストップがかかってしまうのではないかと言われています。これがジェネリック医薬品の2017年問題というわけです。

実は、この他にも、まだまだたくさんの2017年問題が起こり得るようです……。少しばかり別のことについてもお話していきましょう。

社会保険全員加入?

薬剤師の業界とは、内容がかけ離れてしまいますが、建設業界でも問題が起こっています。それは、国土交通省が建設業界に推奨している『平成29年度までの社会保険全員加入』という制度です。

みなさんも社会保険という言葉は、もちろんご存知ですよね。法人事業所や個人事業所などにおいて5人以上の従業員を雇用している場合に全員加入することが条件となります。

ただ社会保険加入には、当然のことながら、それなりの費用がかかってしまいます。その中で建設業界においては、社会保険に未加入の事務所も決して少なくないとか。こういった部分に不平等が生じているということがこれまでずっと叫ばれてきたわけですね。

この問題を解決するために、平成29年度までに社会保険全員加入という施策を国交省は推しているのです。いつまでも社会保険に加入していないということになれば、その事務所には、当然さまざまな部分で支障が出てくることでしょう。

製薬業界について

さて、話を戻して、もう少し製薬業界のことについてお話していきましょうか。現在、製薬業界では、一から新しい薬を開発する『新薬メーカー』と呼ばれる企業が存在します。この新薬メーカーが新薬の開発に成功した時、その薬の特許を取得するわけですね。

新薬の特許を取得するということは、その開発した新薬メーカーが独占的に薬を販売することができるということになります。そうすることで、開発にかかった費用を回収することができますし、さらに、利益をあげることも可能というわけですね。

では、この薬の特許が切れてしまったらどうなってしまうのでしょうか。そうその薬を誰でも作ることができるようになるというわけです。この特許切れの薬を低価格で製造し販売するのが『後発医薬品メーカー』というわけです。そうして生まれるのが『ジェネリック医薬品』ですね。

ジェネリック医薬品の普及率

みなさんは、ジェネリック医薬品の普及率についてご存知でしょうか。2017年度には、何と70%以上の普及率を目指すというのが、政府の目標となっています。せっかく目標があっても、今回の問題があっては、難しいのではないかと考えられますね。

また国内ジェネリック医薬品は、海外のものと比較すると価格が高いと言われています。そうなってくると、おそらくですが、政府から価格を引き下げるようプレッシャーをかけられることでしょう。

そうなれば、国内の後発薬業界においては、価格競争などが頻発することが予想されます。メーカー間のシェア争いもどんどん激化していくのではないでしょうか。最終的には、多くあったメーカーも再編や淘汰に追い込まれる可能性もじゅうぶんにあります。これは、製薬業界革命ともとれる業界全体が大きく変わる時期に突入しているのかもしれません。


▲TOPへ