お薬が残ってしまう「残薬」を解消しましょう

お薬が残ってしまう「残薬」を解消しましょう

みなさんはご自宅に処方されたお薬が残っていませんか?
飲み忘れや飲み残し等によって残るお薬、残薬。
薬剤費の増加や患者様の症状の悪化を防ぐために、どのようにすれば残薬を解消することができるのでしょうか?

残薬の発生

ケガをしたり、病気になったりした時、薬による治療を施すことがあります。
しかし、数年前から処方された薬の飲み残しや飲み忘れにより、大量の薬が余ってしまう残薬が問題視され始めました。

飲み残しや飲み忘れによる残薬は年間おおよそ数百億円に上ると言われており、薬剤費が非常に増加しているとされています。

お薬は患者様にとって、そして薬剤師にとってもタダというわけではありません。
また、それだけの飲み残しや飲み忘れが発生しているということは、それだけ患者様が本来服用すべきお薬を服用できていない為、ケガや病気等の症状が悪化してしまう危険性を秘めているとも言えるのです。

特に高齢者の方は、いくつかの種類の薬を長期間服用することが多いので、必然的に残薬も多くなってしまいます。

薬剤師が処方するお薬は、患者様のケガ、あるいは病気を治療する為のものです。
薬が多すぎたり、つい飲み忘れたりするのは改善していかなければいけません。
また、
「症状がひいたので飲まない」
というのは非常に危険性が高いことです。

お薬は規定通りに服用することを前提に処方されているので、症状が改善したからといって、完治したとは言えないのです。
症状が再発してからまたお薬を飲んでということを繰り返していては完治させることは困難でしょう。

また、規定から外れた服用方法を繰り返してしまうことで、お薬に耐性を持った体や病原菌等が耐性を持ってしまう可能性があります。

お薬は製造して約2~3年の使用期限が設定されています。
しかし、処方されたお薬は規定された日数に飲み切ることが前提です。
「いずれ飲むだろう」
と残薬にしても、それを服用した時に思いもしない事故につながってしまう可能性があります。

処方されたお薬が残薬となってしまうことは以上のようにデメリットしかありません。
しかし、患者様にとっては不本意な飲み忘れ等で残薬となってしまう可能性があります。

いったいどのようにして残薬を解消することができるのでしょうか?

残薬の解消

まず、飲み忘れによる残薬の解消方法をご紹介します。
飲み忘れの原因となるのは、処方されたお薬の種類が多すぎたり、いつ飲んだのかわからなくなったりしまうこと、つまりお薬について把握しきれないという点を改善する必要があります。

まずはお薬用のカレンダーを用意しましょう。
いつ、どのお薬を服用したのかを把握することが大切です。

これを把握することで、お薬を飲んだのかわからなくなってしまった時に確認できるようになり、飲み忘れを防いだり、次のお薬の服用に心配したりすることを解消することができます。

また、飲んだ後のお薬の空き袋等を捨てずに保存しておくという方法もあります。
例えば1日にいくつの空き袋があれば飲み忘れをしていないかということが把握できるようになるのです。

もし、飲み残しが発生した場合は、いつ頃処方されたものかをできれば把握し、病院に持って行くことで、引き取ってもらうことが可能です。
継続的にお薬を服用されている方であれば、前回の処方分と今回の処方分で混ざってしまうことがないのでリスクを回避することができます。

症状が発症し体調が悪くなってしまった場合は、再度診断を受けてからお薬を処方してもらいましょう。
体調不良の症状は常に同じ状態にあるとは限りません。
その時々の体調に合ったお薬で、体へ負担をかけすぎないように症状の改善を図りましょう。


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