薬剤師としてセルフメディケーションの医薬品を覚えておきましょう

薬剤師としてセルフメディケーションの医薬品を覚えておきましょう

2017年1月1日。
セルフメディケーション税制が実施され始めてから、1年が経過しました。

セルフメディケーション税制に積極的に取り組む企業も多く、確定申告などを出しやすいように会社経由でお薬を購入している人も多いのではないでしょうか? 

セルフメディケーションについて

セルフメディケーションは、自分自身で健康に責任を持ち、軽度の体調不良であれば自分で手当てすることを推奨する、WHOによるガイドラインによるものです。
それにのっとり、セルフメディケーション税制では、一部の市販の医薬品、すなわちOTC医薬品をを購入することで、税額を控除してもらうことができるというものです。

セルフメディケーション税制の対象となっているOTC医薬品は、市販だからと言って、全てが安全に使用できるというものではありません。
あなたのアレルギー症状や体質、現在服用中の医薬品等によっては、使用するOTC医薬品を慎重に選定する必要があります。

しかし、一般の人からすれば、医薬品の種類は多く、どれを選べばいいかわからないでしょう。
そこで、頼りになるのが薬剤師です。
セルフメディケーションとしてOTC医薬品を購入する際は、ぜひ薬剤師にご相談ください。

薬剤師とOTC医薬品

ここで、セルフメディケーションに使用されるOTC医薬品の分類についておさらいしておきましょう。

【要指導医薬品】
薬剤師でなければ取り扱いのできない医薬品です。
初めてOTC医薬品として販売される医薬品や、薬剤師による指導がなければ致命的な事故につながってしまう可能性があるものが当てはまります。
用法や用量、作用、成分等の情報を必ず患者様へ書面にて情報提供と、対面での服薬指導をする義務があります。
また、インターネットの通販や、郵便での販売は不可能である為、薬剤師が直接対応する必要がある医薬品だといえるでしょう。

症状の治療を目的とした医薬品である為、それだけ作用が強いので、薬剤師の方は必ず患者様に服薬指導をするように心がけてください。

要指導医薬品以外のOTC医薬品を一般用医薬品と呼ばれ、一般医薬品の中でも成分や作用によって第1類医薬品から、第2、第3医薬品までの分類がされています。

【第1類医薬品】
要指導医薬品と同じく、薬剤師でなければ取り扱いすることができない医薬品です。
こちらも作用が強いものですが、要指導医薬品と異なる点は、インターネット等での販売が許可されているという点です。

要指導医薬品よりも手に入れやすいものですが、セルフメディケーションで初めて使用する医薬品の患者様は、必ず薬剤師の指導を受けるようにしてください。
また、薬剤師の方も、書面での情報提供は必須ですので、ご注意ください。

【第2類医薬品】
第1類医薬品ほど作用が強いものではありませんが、用法・用量の誤りが大きく体調を変化させてしまう可能性がある医薬品です。
こちらは上記の2種類とは異なり、薬剤師と登録販売者が取り扱うことができる医薬品です。

風邪薬や解熱剤、鎮痛剤、そして漢方薬等がこれにあたります。

熱っぽい時や、風邪の疑いがある体調不良等の際にセルフメディケーションとして活用する機会が多い医薬品だといえます。

【第3類医薬品】
ビタミンB・Cが含まれた保健薬や、整腸剤、胃腸薬が該当します。
こちらも薬剤師の他に登録販売者が取り扱うことができ、最も手に入れやすい医薬品です。
コンビニで販売されていることも多いので、使用している方も多いのではないでしょうか? 

日常生活の中でセルフメディケーションを行う際に使用することが多い医薬品です。

セルフメディケーション税制の対象となるOTC医薬品は、セルフメディケーション控除対象マークが記載されている医薬品です。
セルフメディケーション税制を申請する患者様はこのマークをご確認ください。

セルフメディケーションと言っても、医薬品を使用するからには、適切な服用が大切です。
相談事、不安な事がある場合はお気軽に薬剤師までご相談ください。


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