ストレスは集中力低下の原因!? ストレス対策でミスを減らそう!

ストレスは集中力低下の原因!? ストレス対策でミスを減らそう!

薬剤師という仕事は、常に集中することが求められますね。調剤はもちろんのこと、個人情報の管理や服薬指導なんかも集中力が必要です。やはり薬剤師という仕事は、ミスが大きな問題になり兼ねます。日頃から集中力を維持することが大切ですが、常に緊張状態を保つということは、その分、ストレスも溜まりやすいということです。

ストレスを溜め過ぎてしまうと集中力低下の原因にもなってしまい、結果として、ミスを招いてしまうなんてこともじゅうぶんにあり得ます。ですから、薬剤師で働く人は、ミスをしないためにも、うまい具合にストレスを解消して集中力をできるだけ維持しなければなりません。

そこで今回は、薬剤師必見の簡単なストレス解消法をいくつか紹介していこうと思います。「最近、疲れが溜まっている」とか「集中力が続かない」といった人は、ぜひ実践してみてください。

ストレスがミスを招く

私たち人間の精神というのは、身体と強い結びつきを持っています。例えば、先ほどのように常に緊張した状態で仕事を続けていると、身体も知らず知らずのうちに緊張しているのです。ですから仕事をする上で、適度に休憩を挟むことが大切なのです。

みなさんの中でしっかりと仕事と休憩で切り替えができている人は、問題ないと思います。しかし休憩時間を削って仕事に励んだり、休憩中も仕事のことで頭がいっぱいだったりする人もたくさんいるでしょう。他にも残業が多く長時間労働をやむなくされる人もいると思います。

こういった場合は、どうしてもストレスが溜まりやすく、また緊張状態も続いてしまいます。そうなると身体も同じように緊張状態が続くので、なかなかリラックスすることができなくなります。休んでいるつもりでいても、神経がなかなかリラックス状態へと切り替わらないため、常に身も心も戦闘態勢となり、興奮した状態が続いてしまうのです。

では、ずっとその興奮状態でいるとどうなるのでしょうか? 休んでいる時も身体も興奮・緊張状態になっているため、肩や首、背中、腰などが凝りやすくなります。肩こりなどが原因で頭痛を引き起こしたり、ひどくなると吐き気を催したりすることもあります。

そういった症状に加えて、精神面も落ち着くタイミングがないため、集中力が低下してしまう可能性も高まります。そうなるとミスも起きやすくなるというわけですね。また肩や首まわりの凝りというのは、血流が悪くなっていることが原因の1つとしてあります。

脳への血流が滞ってしまえば、集中力だけでなく記憶力なども下がってしまい、ボーっとしやすくなります。ひどくなれば、不眠やうつ状態を引き起こす要因にもなり兼ねません。そこでストレスを抱えている薬剤師のみなさんにぜひとも取り入れてほしいのが、『漸進的筋弛緩法(ぜんしんてききんしかんほう)』です。

漸進的筋弛緩法で緊張状態を緩和

薬剤師のみなさんの中で、「最近、身体が凝ってるな~」と感じている人はいますか? そういった人は、リラックスする時間を作ることが大切です。とはいえ、「じゃあ、リラックスモードに切り替えていきましょう!」と言われても、簡単にできるものではありませんよね。

常に緊張状態でいること、つまり力が入っていることで凝りやすくなるわけですから、力を抜く時間が必要です。ただ力を抜く時間が必要でも、自分ではなかなか上手く力を抜けない人は少なくありません。また人によっては、力が入っていることに気づいていない人も多いです。

そういった人は、ぜひとも『漸進的筋弛緩法』を実践してみてはいかがでしょうか。この漸進的筋弛緩法を実践することで、無意識に入ってしまった緊張状態をほぐすことが可能です。また漢字が並んでいて難しそうと感じるかもしれませんが、実際には、とても簡単で時間もかからないため、忙しい人でも実践しやすい方法です。

余計な力を抜くことができれば、身体をリラックスさせることができますし、また頭の回転も良くなり、集中力なども高まります。そうなれば、結果として業務効率向上にも繋がるでしょう。休憩やお手洗いに行くタイミング、また仕事前・仕事後などに実践してみると良いですよ。これを習慣化することができれば、心身ともに楽になってくるはずです。

漸進的筋弛緩法ってどうすればいいの?

漸進的筋弛緩法を実践することで、心身が楽になるということはわかって頂けたと思います。では、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか? その方法は、とっても簡単です。次の2つのことを行うだけ。

①力を入れる。
②力を抜く。

たったこれだけです。

基本としては、この2つを覚えておきましょう。コツとしては、力が抜ける感じを意識的につくることです。人によって感じ方はそれぞれですが、意識した部分がスッと楽に感じたり、血流が良くなりポカポカしたように感じたりする人もいます。

この力が抜ける感じを意識的につくるために、一度『力を入れる』という工程が必要になります。力を入れ、そして抜くことで、脱力感を一層強く感じることができるというわけですね。

これを習慣化して、緊張がほぐれる感覚を覚えることで、『力を抜く』という感覚がわかってきます。そうすれば、無意識に入っていた緊張状態にも気づくことができるというわけですね。自分で緊張状態とリラックス状態をコントロールすることができるようになります。

部位別にポイントをご紹介!

薬剤師という仕事では、業務上どうしても手から首にかけて、が凝りやすいです。手・腕・肩・首の部位別漸進的筋弛緩法のポイントを紹介していきましょう。

【手】

まず手は、5秒ほどかけてギュッと握ります。そして10秒ほどかけて、ゆっくりと手のひらを広げていきましょう。手に関しては、ストンと一気に力を抜くのではなく、ゆっくりと抜いていくのがポイントです。

【腕】

腕は、肘を曲げて脇を締めます。力こぶをつくるようなイメージです。そして5秒ほどかけて力を入れていきます。力を入れたら、ストンと一気に力を抜きましょう。そしてその状態を10秒ほどキープします。

【肩】

肩は、両肩を上にあげて、力を入れます。耳に近づけるイメージといえば、わかりやすいでしょうか。これを5秒ほどかけて行いましょう。そして腕と同じく、ストンと一気に力を抜き、その状態を10秒ほど続けます。

【首】

首に関しては、まず首を前に倒しましょう。そうすることで首の後ろ側に力を入れることができます。この状態を5秒間続け、スッと力を抜いた状態を10秒間続けます。首に関しては、後ろ側だけでなく、前後左右にゆっくり動かすなどして、全体的に力を抜く感覚を覚えるのも問題ありません。ただ、首だけに関してではありませんが、やりすぎには気をつけてください。

習慣化して日々の緊張状態をほぐそう!

今回、ご紹介した『漸進的筋弛緩法』。余計な力を抜くことで、心身のリラックスモードへの切り替えをコントロールする方法です。そうすることで、人間が持つ本来の集中力や記憶力などの力を維持することができます。

頭では「仕事頑張らないと……」と思っていても、なかなかやる気になれないという場合は、もしかしたら力が入り過ぎてしまっているのかもしれません。緊張感が求められる仕事だからこそ、リラックスできる時間を適度につくることが大切。

リラックスできていないと感じている人は、この漸進的筋弛緩法という方法をぜひ実践してみてください。力み過ぎるとかえってミスしてしまうなんてことはよくありますよね。適度に力を抜くことで本来の力を発揮し、仕事を効率良くこなしてみてはいかがでしょうか。


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