飲み忘れてしまったら?

お薬というのは、その時の病状・症状に合わせたものが処方されます。
そして正しい用法・用量で服用することでしっかりとその効果を発揮してくれます。

しかし時にお薬を飲み忘れてしまうなんてこともあるでしょう。
きっとそういった経験をしたことがあるという人は、みなさんの中にもいるはず。

お薬を飲み忘れてしまっては、得られる効果も得られません。
では飲み忘れた場合は、対処法としてどういったことをすればよいのでしょうか。

うっかりお薬の服用を忘れてしまった

薬を飲む方法は?
うっかり忘れていた、もしくは何らかの事情により適正な時間に飲むことができなかったということがあります。
こういった時の対処法としては、どういったものがあるのでしょうか。

服用するお薬の種類によって、その対処法は異なってきます。
忘れていたからといって、自己判断で対処しないようにしましょう。
わからない場合は、医師や薬剤師に相談するようにしてください。

適正の服用時間からどれくらいの時間が経過しているか、という観点から対処法を考えていきます。

お薬の飲み忘れに気づいた時の経過時間

薬を飲む方法は?
例えば、適正服用時間からそれほど時間が経過していない場合。
大体30分~1時間程度経過していた場合は、すぐに服用するようにしましょう。
これくらいの経過時間であれば、すぐ服用することで対処できます。

では、服用時間から2~3時間程度経ってしまった場合はどうすれば良いのでしょうか。
気づいた時に服用するというのが、一般的な対処法と言われています。
ただ次回の服用までに時間間隔がないという場合は、一回分を抜くようにしてください。

お薬を飲み忘れたらどうなるの?

もし1日3回服用のお薬だった場合、その3回のうちの1回を飲み忘れても、それほど大きな問題はありません。

ただいけないのは、飲み忘れたからといって次回飲む時に2倍量飲んでしまうこと。
これだけは絶対に避けるようにしてください。

お薬というのは、1回に服用してもよい量が決まっています。
それを自己判断で勝手に増やすということは、副作用などのリスクも出てきますのでやめましょう。

たとえ現状の量でしっかりと効果がなかったとしても、勝手に量を増やしてはいけません。
この場合は、まず医師・薬剤師に相談することが大切です。

お薬によって、作用や特徴が異なります。
またその作用・特徴によって飲み方も異なってきます。
お薬がその効果をしっかりと発揮し、かつ副作用のリスクを避けるためにも、医師・薬剤師の指示に従って服用しましょう。

基本的には気づいた時に服用する

飲み忘れに気づいた場合は、気づいた時に服用するのが一般的な対処法と言われています。
しかし飲み忘れに気づいた際、次回服用するまで時間間隔がない場合もあります。

こういった時は、その1回分を抜くようにしましょう。
もしくは、服用するのであれば時間間隔を空けてから次回服用するようにしてください。

・1日3回服用の医薬品の場合:4時間以上経ってから次回分を服用
・1日2回服用の医薬品の場合:5~6時間以上経ってから次回分を服用
・1日1回服用の医薬品の場合:8時間以上経ってから次回分を服用

大体、上記のような時間間隔を空けて服用するようにしてください。

またお薬の種類によって、飲み忘れた時の対応が異なる場合があります。
適切な対応をするためには、やはり飲み忘れた時に医師・薬剤師に相談することです。

飲み忘れた時ではなく、事前に対処法を確認しておくのも1つの方法です。
そうすれば、万が一飲み忘れても落ち着いてスムーズな対応をすることができるでしょう。